女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

2021年7月 北海道フリーパス5日間~1日目(函館まで)

初夏の北海道周遊も、長年温めていたプランです。


鉄道かレンタカーかで迷いましたが、廃線、廃駅が進む時代なので、鉄道旅を優先することにしました。


大人の休日倶楽部「JR東日本&北海道フリーパス5日間」26,620円を目いっぱい使って、最北端の稚内と古い湊町めぐりが今回のテーマです。


まずは、早朝から新幹線で函館へ向いました。終点の1つ手前の駅、木古内(きこない)で下車して、函館バスで松前半島を横断し、西岸の江差(えさし)へ。ここは道内で最初に開けた地域で、江戸から明治にかけて、ニシン漁で賑わった湊町です。「いにしえ街道」の古い町並みと、幕末に活躍した開陽丸(複製)が主な見どころです。


なつかしい町並みが見たくて、遠路はるばる訪れたのですが、宣伝している割には、街道沿いには当時からのニシン商家の建物は2軒しか残っておらず(内1軒は閉鎖)、観光地としては少々、期待はずれでした。


2時間ほど散策を愉しんだ後、再び90分バスに乗り、夕方函館に入りました。木古内駅で函館バス2日間フリー切符3,000円を購入しましたが、1日乗るだけでも十分元が取れました。


本日の宿は「東急ステイ函館朝市 灯の湯」。函館朝市のすぐ前にあり、JR函館駅からも歩いて3分程度です。ひとり旅ですが、ツインルーム朝食付きで、オープン記念価格 5,465円(税・サービス込)。


新築で部屋からの眺めも良く、大浴場も露天風呂もゆったり。ビジネスホテルでも、室内にドラム式の乾燥洗濯機が設置されていたのは初めてです。衣類が洗えて乾くのでとても助かりました。次回もここに泊まりたいと思います。


こちらに来てから知ったのですが、7月は丁度、ウニ漁の最盛期です。夕食はホテル近くの「うに むらかみ 函館駅前店」へ。


利尻・礼文島産の、塩水と無添加生の「2種類ウニ丼」の他に、イカそーめん、アスパラ天ぷらと、さっそく名物を並べました。この日の夕食は合計 6,000円。お料理はさすがの美味しさでしたが、初日からちょっと使いすぎてしまいました。



翌朝は、ホテルでもらった朝食券を手に函館朝市へ。朝6時から開いている店舗が何件もありましたが、出発時間の関係からゆっくり見物もできず、ホテル目の前の「すずや食堂」に入りました。早朝からそんなに食べられないのではと心配しましたが、新鮮な生ウニ、いくら、イカ、甘えびなどがぎっしり乗った海鮮丼が出てきて、大満足でした。


2日目につづく。