女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

2021年7月 北海道フリーパス5日間~2日目(函館-稚内)

本日は、特急北斗3号 7:37発で函館を出発し、札幌、旭川で特急を乗り継いで、宗谷本線で一気に稚内まで北上します。ひたすら列車移動の一日となります。



 JR北海道の特急列車の座席は背中にクッションがあり、長時間の乗車にも耐えられるよう工夫されていました。こういう心づかいは嬉しいですね。座り心地、良かったです。


座席は、JR時刻表とネット情報を駆使して、すべて進行方向の窓側になるように予約しました。サロベツ原野の風景を十分に楽しめるよう、視界に窓枠が入らない位置であることと、天塩川沿いにこだわって、宗谷本線の下りは左側、上りは右側です。


札幌で乗継ぎ時間が 30分ほどあったので、昼食を探しにコンコース内をうろうろ。構内は小さい駅弁コーナーのほかは、NewDays、普段見慣れているリトルマーメイドのパン屋さんぐらいしか見当たりません。北海道ならではの海鮮駅弁も売られていましたが、今朝がた函館市場で海鮮丼を堪能した身には、アピールしません。ここは簡単に菓子パン2つを買って、早めにホームに上がりました。


でもやっぱりこれだけでは、旅気分が寂しくもあります。社内販売もやってこないまま、これから5時間も列車の旅が続きます。あとでお腹がすいても困らないように、ホーム売店に立ち寄りました。


売店の店員さんには「夏のお祭り弁当」(1,000円)を勧められました。期間限定だそう。鮭めしや他のお弁当より安価にもかかわらずのお勧めだったので、ここは素直に従ってみることにしました。

北海道米「ななつぼし」を使用した海鮮ちらし寿しをメインに、トウキビ、トキシラズ、知床地鶏、枝豆入りの卵焼き、デザートにメロン大福と、北海道の夏をイメージさせるグルメづくしのおかずで、大満足でした。後で調べてみると「夏のお祭り弁当」は、札幌駅の風物詩で、毎年楽しみにしているファンがいるようです(販売 6/1~8月末)。



旭川からは、特急サロベツ1号で原野をひたすら走って、17:23 に稚内到着となりました。駅前には、鉄道が樺太に伸びていた頃のなごりが残っています。


本日の宿泊は「ドーミーイン稚内」です。ここも大浴場付き。この季節はシングル素泊まりでも1泊1万円以上しましたが、マメにあちこちの旅行会社のサイトをチェックして、同じ条件で安く出ている方に予約を取り直すことを何度か繰り返して、最終的に 8,047円まで下げることができました。稚内は手頃なホテルが少ないので、ちょっと高めなのは仕方ないのでしょう。


明るいうちに、町を少し歩き回ってみました。港には稚内ドームという波除けの施設があります。ドームの内側は音がきれいに響くので、年配の男の人がサックスの練習をしていました。


帰りに商店街のスーパーに立ち寄って、利尻とろろ昆布、宗谷の塩など、北海道ならではの食材を自分へのお土産に少し購入しました。普通のスーパーでしたが、コストコで売られているパンや缶詰めなどが置いてありました。こんな最果てでコストコ製品を見つけてびっくりです。


雨模様だったこともあり、この後は早々にホテルに戻ることにしました。お風呂に入って、テレビを見ながら明日の予定を確認していると、ドーミーイン恒例の無料サービス、「夜鳴きそば」の時間になりました。昨日の夕食が大幅に予算オーバーだったので、今夜はこれで済ませます。


3日目につづく。