定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

三国湊で冬の贅沢 ②

昨夜は雪が激しく降ったようでしたが、朝には青空がのぞいていました。


2日目の今日は、午前中に三国湊を散歩して、えちぜん鉄道で福井まで移動し、福井駅から新幹線で東京に戻る予定です。昨日の予報では、大雪でえちぜん鉄道が不通になる可能性が告知されていましたが、今のところ定刻どおり運行しているようです。


いつもはゆっくり10時にチェックアウトするのですが、天候が変わらないうちにと、1本早い 9:11のバスで出発することに。


バスを三国港駅で降りて、三国の町を散策です。三国港駅は、越前ガニが水揚げされる三国港市場の向かい側にあり、えちぜん鉄道の始発駅です。付近にはカニ専門店や料亭が並んでいます。


港の周りには古い町並みが残っています。まずは、魚志楼(うおしろう)という料理茶屋。100年以上も前の木造建物で、昔は芸者の置屋だったところです。今でも営業していて、本格的な越前がに料理から、手頃な丼物や定食もあります。私も何度かお昼に名物の甘海老天丼をいただきました。


三国祭りの山車を納めている蔵も各処にあります。


マチノクラという観光施設。三国湊の海運と文学の歴史ビデオを見ることができます。町の成り立ちがよくわかるのでお勧めです。


旧岸名家(材木商)。内部も見学できます。


さらに進むと、町のシンボル タブの木があります。昔の豪商、内田本家の屋敷跡に植えられたものです。向かい側には、旧森田銀行と三国祭りの山車の蔵。銀行は内部の見学ができます。


町の中心で一休み。必ず立ち寄るカフェ タブノキ。いつもジャジーな音楽が流れています。この時は サラ・ガザレクの「Yours」 というアルバムでした。


ぶらぶら歩いて、三国港駅のとなりの三国駅からえちぜん鉄道に乗って福井方面へ。車掌さんが乗っていました。今では珍しいですね。


だんだん天気が悪くなり、福井駅に着く頃には雪もかなり降ってきました。JR福井駅構内には、恐竜のスケルトンが、駅前には大きな模型が設置されています。

正面に立つと自動感知して動いてくれます。口を大きくあけて、ガオー!


そんなことをしていたら、ゆっくりランチする時間もなくなり、売店で飲み物とサンドイッチを買い込んで、13:20 発の東京行はくたか号に乗り込みました。

来年の冬も来れるといいな。


おしまい。