女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

2021年7月 北海道フリーパス5日間~4日目(留萌・増毛・札幌)

4日目は、旭川から 早朝 7:18発のローカルの留萌線に乗り、留萌からさらに 9:50発の沿岸バスに 30分ほど乗車して、古い湊町、増毛を目指しました。以前は留萌から増毛までも鉄道が通っていて、健さんの映画「駅 STATION」にも登場しましたが、今は旧駅舎が残っているのみです。廃線になるまえに、もっと早くきておくべきだったと、とても残念に思います。


留萌線にはかろうじて、明日萌(あしもい)など、今でも現役で木造駅舎が使われている駅があります。



増毛は江戸から明治にかけて、ニシン漁で栄えたところで、旧駅舎以外にも、当時の建物がかなり残っていました。散策はあとにして、まずは、ガイドブックでお勧めのランチの店へ向かいます。生ウニ丼が人気で、11時にはすでに、お店の前に開店待ちのお客の列ができていました。


甘えびか生ウニか? 結局、ここでしか味わえない「麺屋 田中商店」の甘えび味噌ラーメン(750円)にしましたが、正解でした。甘えびの出汁がきいた絶品のおいしさで、今でも、これを食べるために再び増毛を訪ずれたいとさえ思います。


ランチのあとは、増毛町の散策です。旧増毛駅の向かいには、当時のままの旅館(木造3階建)と、観光案内所も兼ねた風待食堂があります。食堂の中は、映画関係の資料が展示されており、映画の居酒屋セットも再現されています。街道沿いには、ニシンで栄えたころの商家や造り酒屋もあり、お土産も売られています。


留萌線は旭川に向かう午後便がないため、14:00 発の高速バスで深川まで戻り、深川駅から特急カムイ 30号で、札幌に向かうことにしました。この辺りのバス停は、冬場の寒さ除けのために、ちゃんと待合所が設けられています。雪に埋もれても道路がわかるように、矢印も数メートルおきに設置されています。


札幌は、「JRタワーホテル日航札幌」が会社員の頃からの定宿です。一休予約サイトのセールを狙って、シングル素泊りでこの時季としては破格の14,683円(税サ込)で予約できました。部屋からの景色と、22階にあるスパは欠かせません。スパは別途料金が1,800円かかります。


札幌も新規オープンのビジネスホテルが多くありますので、さすがに今回は質素にそちらを押さえたのですが、直前に休日倶楽部からお得なレストランのチラシが送られてきて、やっぱり JRタワーホテルになりました。夕方6時に予約しておいた「ミクニサッポロ」の#2のコースは、シャンパンもついて1万円ですが、ハーモニー会員割引を適応してもらって、9千円になりました。旅の終盤にこのようなお楽しみがあると、旅行中、気分が上がります。


スパの最終入場が、短縮営業のために 夜7時半までとなっていたので、ディナーの進行を少し速めてもらえるようリクエストして、7時20分には会計を済ませました。ひとりなので、ゆっくりお料理を堪能しても十分な時間でした。おかげで、スパにはぎりぎり滑り込むことができました。


5日目につづく。