女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

2021年7月 北海道フリーパス5日間~最終日(祝津・小樽)

JRタワーホテルに泊まった翌日の朝食は、隣接するビルの1階にある「PAUL」のモーニングセット 880円 と決めています。パリの香りいっぱいのパン屋さんです。


最終日に訪れたのは、札幌から小樽まで列車で30分、さらに小樽からバスで北へ20分の、祝津(しゅくつ)です。今回の旅で一番訪れたかった、ニシン漁で栄えた古い湊町です。


定期観光バスでは、旧青山別邸という網元の屋敷を訪れるだけのコースが多いのですが、この町はぜひ岬まで歩いて、時間をかけて観光して欲しいところです。岬の突端には、大きなニシン御殿が移築されており、途中、番屋と呼ばれる当時の漁師小屋がいくつも現存しています。


(岬の突端にあるニシン御殿と灯台)


旧青山別邸内には歌碑も立っていて、祝津には 石狩挽歌 ♪ の世界感が広がっています。


ただし、公開保存されている番屋は、現在1つだけです。日本最古の番屋も含めて、せっかく多く現存しているのに、このままでは20年後には朽ち果ててしまうかもしれません。


(日本最古の漁師番屋)


ランチは、食堂の生ウニ丼の看板に惹かれて入ってみました。女性店員さんから「生ウニを別盛りにした定食もありますよ」と勧められました。店員さんの目が暗に別盛りにしろ、と訴えかけています。値段も同じですので、ここはお勧めに従ってみることにしました。



確かにウニ丼よりも、こっちの方が美味しい! 別盛りは、水をそんなに切る必要がないので、生ウニがみずみずしいままです。どこでとれたものか尋ねると、なんとお兄さんが漁師で、今朝、地元祝津の海で獲ってきたものだそう。



午後は、小樽に戻って、北一硝子の通りを散歩してみました。店頭で富良野メロンがひと切れ 450円で売られていて、その場で味わうことができます。7月の北海道は、生ウニ、とうもろこし、アスパラガス、メロンと、美味しいものだらけですね。これは来年も来たい !!



午後3時すぎに小樽からエアポートライナーに乗って、新千歳空港へ。今回の「大人の休日倶楽部」のフリー切符の使用は、ここまでです。 帰路はJAL便を利用しました。出発前に空港を探検していると、博物館があり、歴代のCAさんの制服が展示してありました。左端の初代の制服が一番、洗練されていてステキだと思います。



数年前にノルウェーの空港で見つけた、ムンク「叫び」のネームタグを付けた愛用のキャリーバッグで帰ります。現地はとことん楽しみますが、お土産は、稚内で買った、とろろ昆布と宗谷の塩だけですから、いつもながら荷物はすっきりです。

おしまい。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました 🙇