女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

個人事務所を開業して半年が経った

個人事務所を開業して、半年あまりが経ちました。近所の同業の方々と話したり、いくつかの小さな仕事を手掛けたことで、やっとなんとなく業界のようすが分かってきたところです。

当初は、どうやってお客さんをつかまえたらいいのか、まったく当てはありませんでした。幸いにも開業2日目に、偶然が重なって、同時期に開業した知人から電話をもらいました。当初はその方が受けたお仕事でしたが、事情があって続けられなくなったそうです。


週に2日、半日ぐらいの仕事量なので、ひと月に10万円ほどにしかならないのですが、単発ではなく毎月継続する内容で、最低限の固定費をカバーするのにとてもありがたいものです。何より、売上が全くゼロと、少しでもあるのとでは、気分的に大きく違いますから、開業してまもない時期から精神的にも楽になったことが一番の利点でした。


他にも、近所の業界の先輩から、「仕事を手伝わないか?」とのお声をかけていただきました。先輩といっても、年齢は一回り以上、下なのですが…。この先輩は、別にお店もやっているので、細かい事務作業などを手伝ってくれる人がいたら助けになるようです。お客様との面談や交渉など、フロント部分は先輩にお任せして、それ以外の実務的なところは覚えるためにできるだけ担当させてもらい、報酬は折半とさせていただきました。引き続き次の仕事にも声をかけていただき、これまでに数種類の仕事を経験させてもらいました。


こうして少しづつ実績ができ、何を当事務所の主力業務としてやっていくのかという方向性も見えてきましたので、ここらで事務所のホームページを出すことにしました。当初は費用をおさえるために自作する予定でしたが、やはりスタイリッシュで垢ぬけたサイトにしたいものです。幸い、3カ月前に応募した自治体の補助金が使えることになりましたので、それを資金にしてプロに作製を頼むことにしました。


業者さんと何度も打合せをして、もうひといきで完成です。ホームページを公開したら、仕事の依頼も直接入って来るルートが整います。ひとりですから多くは受けられないので、身の丈に合った形でやっていければと思います。


まだまだ駆け出しですが、定年退職をした後の身の上なので、焦る必要はありません。
開業した年の後半は、仕事の幅を広げることと、ホームページからの受注を目標として、ひとつひとつ丁寧に進めていきたと思います。