女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

スミカスミレをCDレンタル

大河ドラマ「青天を衝く」で、土方歳三を演じる町田圭太さんが話題になっています。町田さんは以前からドラマで見かけていて、私も注目していた俳優さんです。


もう5年前ですが、町田さんが出演した「スミカスミレ」という深夜テレビドラマがありました。当時も楽しみに視聴していましたが、今回、もう一度見たくなって、全話、CDレンタルしてみました。


松坂慶子さん演じる、家業の手伝いや介護に追われながら、65年の人生を歩んできたスミさんが、黒ネコの霊力で、外見だけ20歳に戻って、スミレという新たな名で青春をやり直す、というストーリーです。黒ネコが及川光博さん、20歳のスミレ役を桐谷美玲さん、大学のクラスメートを演じたのが町田啓太さん、でした。

今回、再生してみて、一番おどろいたことは、もうすぐ私、スミさんと同じ年齢じゃないか..、いうことでした。ドラマの中では、すっかりおばあちゃん扱いでした。5年前に視聴したときは気が付きませんでしたが、実際、同級生の中には、孫がいる友人もいますから、年齢的にはそうなのでしょう、と、納得せざるを得ません。


ドラマの見どころのひとつが、20歳のスミレが古風な言葉づかいをする、というところなのですが、さすがに60代でも使わないかなという、XXをこしらえました(作りました)、かしこまりました(承知しました)など、忘れ去られた表現が随所に出てきて、なつかしいながらも笑ってしまいました。


桐谷さんは、松坂慶子さんの雰囲気に似せていて、それがとても可愛らしいのです。ご結婚されてから、出演が減っているのが残念でなりません。町田啓太さんは、さわやかな若者を好演していました。黒ネコ役の及川さんは、いつもの不思議な魅力をふりまいています。


ありえない設定のドラマですから、せつなく終わるのかと思いましたが、ハッピーエンドで終わって、ほのぼのとした気分になれました。配役もぴったりで、引き込まれました。


私は、もしも今、見た目の姿が 20歳に戻ったとしても、インターネットとかスマホとか便利な機器ができて暮らしやすい反面、以前とくらべて、SNSで忙しい世の中になりましたし、社会の格差が増大している中で、うまくやって行ける自信はありません。


スミカスミレ、秋の夜長にぜひおすすめしたいドラマです。すでにamazon prime video で無料で視聴できるようです。会員の方はぜひお試しください。
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