冬の宇都宮に小旅行(大谷石採掘場跡)
少し前に、都道府県の人気ランキングで栃木県が最下位になったことで、県知事が主催者側に抗議していましたが、こんな素敵な場所があるのだから、単に県側のアピール不足でしょう!
「石の華」が見られるのは真冬の季節だけなので、大谷石採掘場跡(おおやいし)へ日帰り旅行に出かけました。JR宇都宮駅から市バスに乗って30分、ずんずん奥地に入った岩山の中に残されています。地中は広くて幻想的なので、最近では歌番組の中継や映画撮影にもよく使われています。
大谷石地下採掘場跡の入り口は、こちらの資料館です。オープンは1979年だそうですが、私がその存在を知ったのはつい最近のことです。後で何人かの友人に話してみましたが、皆、その存在を知らず、中には以前、宇都宮市内に住んでいたけど、全く知らなかったという人もいましたよ。
地下に続く階段を下りて、いざ、採掘坑内へ。内部は気温2℃なので、防寒着を忘れずに。
地下内部にはいくつもの部屋があり、とても広い空間が広がっています。
坑内の壁に発生している白いものが、石の華と呼ばれる、岩塩が噴出して結晶になったものです。見た目はまるで霜柱ですが、冷たくはなく常温の固い岩石です。欠片を舐めてみましたが、塩辛くはなかったです。
途中、坑夫のおじさんに出会いました。
資料館の表に隣接して、オシャレなカフェとお土産コーナーがあります。この日は、玉子サンドとクラムチャウダーで暖を取りながら、ランチしました。
資料館の採掘場に続く道沿いも、周りは大谷石だらけでした。
宇都宮市内には、ここから切り出した大谷石を使った建築物があちこちに存在します。代表的なのは、カトリック松が峰教会です。
大谷石は、青果物の成熟・老化を促進するエチレンガスを吸着透過する働きがあるので、食材の保存袋に練り込んだりしても使われています。
JR宇都宮駅で帰りの電車を待つ間に、一応、名物の餃子を食べてみました。このお店の特長でしょうか?、お肉がゴロゴロしているタイプの餃子でした。
私の町からは電車で片道3時間もかかりますが、はるばる来た甲斐がありました。大満足の一日でした。大谷石採掘場跡は、リケジョにはたまらない処です。
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