女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

祝 事務所開設3周年🌸🌸🌸

この4月で、個人事務所を開いてから丸3年が経ちました。


依頼殺到とはいきませんが、小さい仕事も含めると、開業当初から今日まで、仕事が途切れることなくやってこれました。最近は、リピーターさんや、まるでお抱え事務所であるかのように、あれこれ気軽に依頼してくれる常連さんも付きました。

振り返ると、新規のお客様を獲得するときは、事務所のホームページを見て問合せが入るものと、同業者が紹介してくれるものが、半々ぐらいです。ホームページは外注で数十万円かかりましたが、早めに作成してよかったです。同業者さんからの紹介は、ご自身が忙しくて手が回らないときもありますが、その他はお客様が外国籍であるために必要書類が英文で書かれている場合や、コンピュータ用語が頻繁に登場するようなケースです。


以前の職業と全く違う業界の事務所ですが、これまでの海外経験やITエンジニアの頃の知識が予想外に役立っているのは、嬉しい誤算です。当事務所の独自性を出すことにつながりますから、大歓迎です。

仕事の内容も、3年間でさまざまな依頼がありました。もちろんどれも最初は初めて扱うものばかりですが、長年の会社員の経験から、未知のものでもどう対処していけば良いか、アプローチの仕方は分かるので、とりあえず話があったものは何でも引き受けてきました。最初は、報酬も抑え気味に設定しました。


ありがたいことに、今は分からないことは大抵インターネットで調べられますし、書類の記載例や手続きのやり方まで具体的に出ています。おまけに、同業者が YouTubeで丁寧に説明している画像も見つかりますから、本当に助かります。


そうやって一度経験した案件は、今度は自信をもって、正規料金でメニューに加えることができます。こうしてラインアップを増やしていくことで、だんだん自分の得意とする分野も見えてきました。今後は事務所のホームページで、得意分野を強調して宣伝するなどして、仕事の需要と供給のバランスをとりながら、事務所の取り扱うメニューの特化を図っていきたいと思います。

それから、自分で事業をするメリットのひとつは、苦手な人と仕事をしなくてもいいことです。電話や面談で横柄な感じの人は、それ以上かかわらないで済むように、それとなく別の方向をお勧めするようにしています。相手もそちらを得策と思って、それ以上は依頼してこないのでトラブルも事前に避けることができます。

以前勤めていた会社はストレスも多かったのですが、今はその会社からの企業年金のおかげで、自分一人分ぐらい何とかやっていけます。もう売上のために無理に受注しなくても済みますから、以前とは反対に、仕事面ではストレスもほとんどなくなりました。お引き受けした仕事を、ひとつひとつ丁寧にやっていきたいと思います。


この3年間で、仕事のやり方や業界のことも、ひととおり把握することができました。4年目からは、そろそろ利益率や事務所の特性を生かした、より合理的な経営を目指すことにいたしましょう。