女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

横浜中華街で願掛け ~ 華正樓新館にて

横浜中華街は、私のラッキープレイスです。


起業のために資格をとったときの試験の帰り道にも、わざわざ遠回りして、中華街大通りにある老舗、「華正樓新館」で食事をしました。合格祈願のための神頼みです。試験の出来はイマイチだったのですが、なんとか思いが通じて、今日があります。



きっかけは、さらに遡ること数カ月前に、別の事案で中華街近くのビルを訪れて、面接試験を受けたときです。いまひとつ上手に受け答えができず手応えがなかったので、せめておいしい食事でもして帰ろうと、失意のうちに、以前ユーチューブで見たこのお店に立ち寄りました。


この面接結果については、その後10日ほど経ってあきらめかけた頃に、吉報が届きました。そのことを思い出して、今回の資格試験のあとでも、ゲン担ぎで立ち寄ってみたのです。


本館の方は、大人数の会食向けの本格的な中華レストランですが、こちら新館は、意外と手軽に利用できるところです。近年は活気が戻り、再び賑わっている中華街ですが、ここはその大通りに面しているにもかかわらず、入口にサンプルや宣伝文句などの飾りもなく、メニューがおいてあるだけの静かな佇まいです。店内も広くて落ち着いた雰囲気です。


他にも、中華街のあちこちのお店を訪れていますが、勝負がかかっているときは、やっぱり華正樓です。無事に資格がとれ、開業のための諸々の手続きをした帰り道にも立ち寄ったところ、2,3日して最初の仕事が入りました。



一番のお勧めは、「五目つゆそば」です。スープに深みあって具が盛りだくさんです。これにエビ蒸し餃子を付けて、ちょうど3千円(税込)でした。八宝菜や炒飯も本格的です。炒飯は、中華コースの〆に出すことを想定しているためか、それだけを一品料理としてオーダーすると、ちょっと薄味かもしれません。


元来、信仰心が薄い理系人間なので、これらの幸運は、単なる偶然なのかもしれませんが、何かのときに駆け込みたい場所があるというのは、気分的にホッとするものです。


たまに中華街に来ても、いったいどこのお店に入ったらよいやら迷うところです。以前の私も、長いことずっとそうでした。今は食べ放題1980円など、手頃な価格設定で繁盛しているお店もいろいろありますが、本当に美味しい中華料理を気軽に食べて帰りたい人には、お勧めのところです。