昨年４月にコンサルタントの個人事務所を開いて、１年ちょっとが経ちました。
この業界にはコネも経験もありませんでしたが、初月度からわずかながら売上がたったのは幸いでした。

半年ほど小さな仕事を数件こなしていたところ、年末に大きな仕事が入り、一時的に会社員時代の月収を越えることができました。その後はまた従来のペースに戻っていますが、今度は定年などありませんから、焦らずにやっていきたいと思います。

今のところ、ほとんどの仕事は、近隣の同業者から声をかけてもらったものです。皆さん個人事務所なので、仕事が集中すると手が足りなくなり、かといって従業員を抱えるほどではないので、新人に手伝いの声をかけるようです。最初の仕事をしっかり務めると次も声をかけてもらえます。こうして仕事を覚えていくのがベストな方法だと思うので、ありがたくやらせてもらっています。当然、報酬は分担割合に応じてになりますが、困ったときに相談できる体制はとても心強いです。

これとは別に、全く新規に発生した業務を積極的に手がけたことは、独自の顧客確保に役立ちました。期間限定の業務でしたが、短期間でかなり売上がありました。
すでに軌道に乗っている同業者は、わざわざ未知の分野に手を出さないので、競争が少ないのもチャンスです。実際の業務内容はそれほど複雑なものではありませんでしたが、それでも分厚いマニュアルを一読する必要がありますから、手を出すための動機がないようです。昨秋に開設したホームページが大いに貢献して、電話やメールで直接、多くの受注をすることができました。

もちろん常時、顧客から直接、自分の事務所宛てに仕事が入るのが理想ですが、当面はこんな体制でよいと思います。２年目の現在は、ウェブサイトの検索に効果的に引っかかるよう、ホームページをバージョンアップしているところです。将来は十分に経験を積んだところで、逆に新人の方に声を掛けられるような事務所になるのが目標です。