女ひとり 定年退職後の日々の暮らし

いつか行ってみたかった場所、いつかやってみたかったこと。その「いつか」が「いま」となり、実行に移す日々を綴ったもの。

2021年 北海道番外編〜釧路湿原でカヌーに乗った

10年以上前に、北海道標茶町に出張して、ペットボトルと木材チップから、腐食しない木材を生成する会社を訪問しました。


標茶(シベチャ)は、釧路から釧網本線で1時間ほど北上したところです。会議もうまくいってお昼ごろの釧路行の列車に乗ることができました。急に思い立って、途中の釧路湿原という駅で降りてみることにしました。


下調べなどしていませんでしたが、駅から 500m のところに細岡展望台があり、湿原を一望に見晴らすことができました。ビジターセンターもあり、カフェやお土産売店も備えています。ここで、釧路湿原カヌーツアーという案内を見つけました。なんと、カヌーで湿原の中に入っていけるのです!その日はさすがに無理でしたが、これはいつかきっとやってみたい・・と思ったものです。



ネット検索すると、ひとりでもリーズナブルな価格で対応してくれるところが見つかりました。2時間ほどで1万円に別途保険 500円です。今回はクーポンを使って、全部で 9,500円でした。釧網本線の塘路駅に 9:27に到着すると、「ヒーリングカヌー釧路」のオーナーが待っていてくれました。


ここは一組ごとにカヌーを出してくれるので、静寂の中を進むことができます。私に同乗してくださったオーナーは、地元出身で祖父母の代までは酪農を営んでいたのだそう。幸い天候にも恵まれ、湿原と一体化しているような感覚が味わえました。鹿の親子や野鴨など、野生動物も川岸で何度も見ることができました。



冬もカヌーはやっているそうです。雪景色の釧路湿原もきっと素敵でしょう。
帰りの列車まで1時間ほどありましたので、細岡展望台まで送ってもらい、なつかしいビジターセンターにも立ち寄りました。


釧路に戻って、この日は、宿泊するホテル「ラビスタ釧路川」でもらった割引券を握りしめて、名物の炉端焼き「煉瓦」で夕食をとりました。店内はゆったりしていて、ひとりでもゆっくり帆立やトウモロコシを焼いて楽しむことができました。この他にも、イカ刺しやカニグラタンなど、好きなものをいっぱい頼んで、お値段は 5,000円ほどでした。


食事のあとは、釧路川の河畔をすこし散歩。ラビスタ釧路川に戻って、露天風呂につかり、翌日の JR花咲線の日帰り旅に備えました。この日はお腹いっぱいで、さすがにラビスタで夜に供される夜鳴きそばは、パスしました。